壱萬クラブ-待合室
[ エッセイ] [ザ・パチンコ] 03/02/12
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kalkanからの投稿です。決してパチンコの薦めではありません。

■パチ事始め
kalkanがパチンコを始めたのは、まだうら若き20歳の頃です。
当時は派手なリーチアクションもなく、ただ7が揃えば当たりという単純なものでした。
確か500円くらいで当たりが来て、何もわからないまま打っていたらすぐに終わってしまい、後でパンクだと気づいたほどです。溢れ出てくる玉をどうしていいのかもわからなかったなんて、可愛かったもんです。

それから月日は流れて、本格的にパチンコを始めたのが今から8年前くらいでしょうか?まだCR機と現金機が半々だった頃、現金機で遊んでました。「くれぐれもCR機には手を出しちゃ行けないよ!」とqqppの忠告を忠実に守ってたんです。
ある日、親しくなった常連客の一人が「たまにはCR機打ってみなよ〜」と言われ、私の中の悪魔がそっと囁いたんです。(5千円だったらいいじゃ〜ん!)そうだよなっ、現金機でも5千円くらいあっという間だし、いっかぁ。パッキーカード使い終わらないうちに確変を引いて、10万ちょいの勝利でした。
それからは、もうその台ばっかり打ってました。
寝ても覚めてもメロディーが頭の中から離れません。
♪じ〜んせい楽ありゃ、苦もあるさぁ〜〜♪
その後2、3年は勝ったり負けたりで収支の方はいまいちだった気がします。

■転機
勝てるようになったのは、パチンコ雑誌を読み漁り、日々のデータ取りの賜でしょうか。閉店間際にqqppと連れ添って、大当たり回数を一台一台メモして、家に帰ってから一覧表を作り、波の流れを読んで明日の予想をはじき出してました。
これが意外に当たるんです。簡単に言うと今日1番台が爆発台だとすると翌日は2番台みたいな規則性を発見したのです。(ほんとはもっとややこしいのですが。。)

そんなこんなで数ヶ月が過ぎたある日、店長が、使い終わったパッキーを見せろと言ってきました。私は、使い終えたカードはタバコに挟んで取っておくんです。そうしないと自分が幾ら使ったのかわからなくなってしまうからです。(いくら投資したかを冷静に把握することも大切だと思います。)不正も何もしてないので堂々と見せましたけど。この時はじめて、私がこの店で一般客とは別の存在として見られているんだなと思いました。

パチンコで一番勝ったときのことは今でも忘れられません。
プレジデントという権利物で、新装初日と2日目合わせて、qqppと稼いだ合計が40数万でした。初日kalkanがトップ出玉、2日目はqqppがトップ出玉。でも、それぐらい勝たせてもらわないと割りが合いません。だって朝の5時前から並んだもん。丸2日ほとんど寝ませんでした。当然でしょ!その新台打った人全員ある程度勝たせてもらったみたいです。もうあんな台は2度と打てないし、出ないだろうなぁ。

勝つときも大きければ負ける時も大きいのがギャンブルです。大負けした時は13万くらいが最高だったような・・・。
私は台をチョロチョロ変えるのが嫌いで、これと決めた台は一日粘ります。開店から打ち始めて夕方まで当たりが一回も来ない日なんてざらです。ハマリが怖くてパチンコが出来ますかっ(笑)。
その日もやはり新装で、並んだ苦労もあってか当たりが来るまではぁ〜、って打つ続けること数時間。何度も何度もカードを買いに席を立つ度、私の台を狙ってるハイエナどもを横目に 「お金ならまだあるのよ〜ん」って席に戻る私。
でも、さすがに9万入れても当たり回数0って私だけ。み〜んな出してるのを見て涙が止まらなくなってしまい、後で打ってたqqppに泣きついてしまいました。こんな事、それから何度もありました(笑)。

それと、kalkanが女で得してるなぁ〜と感じるのは、おやぢからジュースを貰ったり、玉を分けてもらったり、時には余りのパッキーなんかも貰うことがよくあります。店員の目を盗んで一箱サッとくれたりとかも。それで出たらきちんと返しますけどね。出ないときは、「すいません、ありがとうございました」と言ってサッサと店を出ます。まぁ、今のこのこパチ屋に行っても誰も知らん振りかもしれませんがぁ(笑)。

kalkanは一番嫌いな客、苦手な客がいます。
それは、オカルトを言う人とオバ様達です。
オカルトに限っては、人それぞれ自分なりにもってても一向に構わないんだけど、それを敢えて口にして、ましてやそれを実行しろと言われること。
1.リーチが掛かったら手を離せ。
2.りーチの最終段階に来たら、台を叩け。
3.鍵穴押さえろ。
特に、2.の台を叩けって気持ちはすっごくわかるんです。
私だってガ〜〜〜ンってやりたいもんね。
たまたま当たるってこともあるんでしょうが、彼女たちは何もわかってない!パチンコは玉がチャッカーに入った瞬間に当たりかはずれかがすでに決まってることを。それを何度説明しても、「うっそぉ〜」って聞く耳持たないし・・・。

一度リーチが掛かってはずした時のこと。
隣のオバ様:「叩かなきゃダメっ」
(再度リ〜チ!私は軽く台をコツンってしました。)
(それもはずれて・・)
隣のオバ様:「あなた、叩き方ダメなのよぉ〜」
隣のオバ様:「次、私がやってあげるわっ」
(と鼻息荒くして意気込んでた。)
(再々リ〜〜〜〜チ!)
隣のオバ様:「あっ、ちょっといい?」
(台をガンガン叩きまくって大当たり〜♪)
その時の得意満面のオバ様の顔が今でも忘れられません。
「ほ〜ら、これでど〜よ」マジでそんな顔してたんですよ。

■勝ち続けること(プロ)
開店プロと呼ばれる人達がいるように新装だけ狙って打ったり、何件かだけをテリトリーにして稼ぐ人達がいます。そういう人達のことをジグマプロと呼びます。
幸運にも駅前に新規のお店が2、3件オープンしてくれたお陰で小額ながらも軍資金を手にすることが出来ました。元手ができたので余裕を持ってじっくり打つことができるようになりました。
でもそれだけでは地元で勝ち続けることは難しいです。新規開店営業から通常営業に戻ってからはの打ち方は、まず、土日は打たず、平日が殆どでした。お店の稼ぎ時の年末年始や、ゴールデンウィーク、お盆休みはまず行きません。私が通っていた当時は、換金率は悪かったけどその分釘も甘くて遊ばせてくれるお店がいっぱいありました。
月の粗利が30萬で安定し、それが3年続きました。
その結果qqppも私がパチをやることに文句を言わなくなりました。
今は高換金率、無制限のお店ばかりで、釘が渋くなってしまい怖くて手が出せない娯楽になってしまいました。

ちょっと自慢しちゃおっと♪
kalaknは勉強が苦手です。でも、記憶力はすごいんです。台の基本特性(大当たり確率)や、その日どの台がいつ何回大当たりしたか、みたいな情報をいつのまにか覚えています。
特に人の顔を覚えるのが得意です。
一度でも目が合ったりしたら、そりゃぁもうバッチシです。
でも、それが時として困るんですよねぇ。
パチ屋で見かけたことのある人を街で見つけた時、地元だったら「あぁ、パチ屋さんに居た人ねっ」で済ませられるんだけど違う街でも度々起こるから面倒なんです。
思い出せなくてイライラしちゃうんですよ、これが。何気に見た人の顔が脳裏に焼き付いて、どこで見たのか一人で悩んだりして。
以前こんなことがありました。
話したことは一度もないけど、会えば会釈する程度の人とスーパーで会ったことがあるんですが、こっちが覚えてるんだから当然相手も知ってると思い、こんにちは〜って挨拶したんです。 相手は目を丸くして、考えこんでしまい「え〜っと、どちら様でしょうか?」私は大きな声で言えるわけもなく、右手でハンドルを回すしぐさをしたらやっとわかってくれたようでした。
今にして思えば、その時ってたしか、スッピンで小汚い格好してたからわからなかっただけかも・・・(笑)

■失敗談
体感機攻略が発覚した某○○○○ーハウスですが、kalkanもご多聞に漏れず知り合い二人と私とで一台購入しました。その知り合いの一人は、何と何と、当時通っていたお店の店員さんなんです。彼もパチンコが大好きで、体感機には以前から興味があったことで話しがまとまったって感じです。当時12万ちょいしたので、一人頭4万数千円です。
高いと思うでしょうが、使いこなせれば一日で元は取れるはずです。
とりあえず、その店員さんの勤めてる店で試しに打ってみる事にしました。
ちなみに、体感機とは、メトロノームみたいに一定のリズムが機械から出ます。リズムと言っても音ではなく、振動なんです。ポケットやお腹周りにセットして、その振動から大当たりを狙います。一度、確率変動絵柄を引き当ててしまえば、後は確変だけを狙って単発打ちの繰り返し。
おっけ、おっけ、これなら目立たない程度に抜かせていただきますよぉ〜♪トイレで体感機をセットして、電源を入れ、使い方をもう一度確認しました。こうして実行に移ったのでした。
でも、kalkanは案外小心者です。私しか聞こえてない振動がもしかしたら隣にいる人に聞こえてるんじゃないか、打ちかたが変だってばれてやしないか、心臓バクバク状態で打ちつづけること数十分。
使い方は簡単なようで案外難しく、リズムが台と上手く合いません。こんなんでいいのか不安に思ってた矢先、見事確変を引き当てました。「よっしゃぁ、10連荘くらいでゆるしてやるかっ!」と思ってたその時、保留玉であっさり単発引いて終了しちゃいました。
その後、何度かチャレンジするも小心者のkalkanは、極度の緊張と不安から上手く使いこなせないまま終わってしまいました。

終わり。

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